日々の読書の日記

名古屋のIT企業に勤めるエンジニアの読書メモです。

読書: ワクワクする職場をつくる。-「良い感情の連鎖」が空気を変える

ワクワクする職場をつくる。-「良い感情の連鎖」が空気を変える

ワクワクする職場をつくる。-「良い感情の連鎖」が空気を変える

この本の著者は、株式会社ジェイフィールの代表で、社内意識調査と研修・セミナーをしている会社です。社内制度ではなく、主に研修について書かれていましたが、TUNAGでも行われている制度や転用できる内容がありました。改善するための取り組みの意味や順序についても書かれていたので、考えの整理にもなり勉強になりました。

組織改革は以下の手順でやる。

組織で起こっていること

社員は面倒なことを増やしたくないから傍観者になる

  • 会社は変わらないと諦めている
  • 社長がメッセージを出しても響いていない
  • 仕組みだけ整えても変わらない....など

組織を変えるためには

1.関係改革

お互いのことを知る。お互いのことを知るために、自己紹介をしたり、日記(日報ではない)をする。TUNAGでも今日の気分を天気で表現するというのをやっていますが、まさにそんな取り組みです。自分の素直な感情を表現し、周りの人の感情も知る。そこから、業務や起こったこと、徐々に、過去の経験や思いについて表現する。

関係構築ができてくると良い感情の連鎖がおきて認め合うようになる。サンクスメッセージなんかがよく飛び交う状態でしょうか。

2..仕事改革

仕事といっても大事なのは共感。お互いの仕事状況・忙しさ・不安を日々シェアして、相互理解する。関係性が変わると行動が変わる。それと共感するコミュニティを作って助け合う環境をもつ(同じ役職同士、同じ世代同士など)。

3.未来改革

自分たちの価値を問い直す。究極の世界を描く。合言葉を持つ組織は強い。

まとめ

組織の中での縦横斜めの関係性は業務や仕事の土台になるので、まずはそこに対する施策をすることが重要で繰り返し書かれていました。人と人なのでネット上だけの取り組みではなく、リアルな場をつくることを促す制度も必要だなと、その観点からも今後制度を考えていきたいと想います。

内容は、物語調で書かれている部分や具体的な企業名ありの内容がで書かれていたりと、比較的読みやすい本だと思います。